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圧倒的な高い診断実績のその裏には 「患者さんの未来を必ず守り抜く」という強い執念があった

本記事は、由利院長が、ライターの神出優子(じんでゆうこ)さんにインタビューを受けた記事を掲載しています。

耳鼻咽喉科領域を中心に、難度の高い頭部周辺疾患の治療にも圧倒的な実績を誇るDr.Yellow Clinic由利直樹先生。中でも早期発見が難しいとされる聴神経鞘腫については驚異的な数字を叩き出していらっしゃいます。そこにある思いとは―

一般のクリニックと比べて約70倍にも上る高精度で
聴神経鞘腫の患者さんを次々と救うDr.Yellow Clinicの圧倒的な実績

神出:前回のインタビューで、聴神経鞘腫という病気についてお話をお伺いしました。聴神経鞘腫は耳の奥の小脳橋角部という部分にできる脳腫瘍の一種で、聴力の低下だけでなく放置するほどにめまいやふらつき、顔面神経麻痺まで引き起こす可能性のある怖い病気ということでした。

由利:実は先日もまた1人、この聴神経鞘腫を患われている患者さんを見つけたところです。当クリニックは開院してまだ9か月足らずですが、これで計7名となりました。

神出:聴神経鞘腫は年間10万人に1人という頻度の病気と聞いていましたが…

由利:それほどまでにまだ見つけること自体が難しい病気ということですね。

神出:日本の人口は1億2595万人。10万人に1人という比率で単純に掛けあわせても患者さんは年間で推定1259名がいらっしゃることとなります。耳鼻咽喉科の医師たちは現在日本に9272名(※聴神経腫瘍に関わりの深い脳外科、神経内科などを除いた数)。それぞれのクリニックで聴神経鞘腫の患者さんを見つけ出せる可能性は年間0.1358人となります。それをすでに約70倍近くも上回るペースで見つけ出されている由利先生の精度は言葉もないほどの驚きでしかありません。

由利:当院では、迅速かつ抜けのないレベルの診療をしています。よって他の医療機関で見落とされたものや、しっかり治療しなかったと思われる病気についても、発見しています。当クリニックでは徹底した精度の高い検査と診察を行っていると自負しております。特に聴神経鞘腫という病気は時間の経過とともにさまざまな症状を生じさせるものです。深刻な事態になって、ようやくただならぬ異変を感じて慌てて診察室に駆け込まれるのが一般的な患者さんの流れです。だからこそ症状が出る以前の段階で、何としてでもこの病気を見つけ出して食い止めることが私の使命だと感じています。

正しい診断なくして効果ある治療はできない

神出:それほどまでの強い思いで患者さんと向きあわれている先生の原動力は一体どこから来ているものなのでしょうか?

由利:一般のクリニックでは、長年に渡り「原因不明」と言われ続けて悩み苦しむ患者さんが実際には多くいらっしゃいます。そんなみなさんが私のもとにお越しになり、ようやく病名がわかり、安堵した柔らかな表情でお帰りになられます。そんな姿を見送るほどに「よかった」と心から嬉しく思う反面、「これは何としてでも見つけ出さなければならない病気だ」という強い使命感に駆られました。その思いは今も変わらず胸に刻まれています。実際の診療の場では「なぜMRIまで?」とその必要性を一瞬疑問に思う患者さんもいらっしゃることと思います。しかしながら、今お感じのその症状がもし聴神経鞘腫によるものであるならば、重大な症状を引き起こすかもしれません。一刻も早く見つけ出すことができるならば、今お感じのその聴き取りづらさやめまいに対する具体的な改善策が見つかるだけでなく、これから先のご自身の将来にわたって困ることを減らせると考えます。このことは隠れ脳梗塞、椎骨脳症動脈瘤などの場合も同じことがいえると思います。MRIはそのためのひとつの重要な手段であるということを、ぜひ患者さんにもご理解いただければ幸いです。

神出:そうですね。普段行くクリニックではMRIを必要とするような診察にはなかなか出会う機会がありませんから、一瞬面食らってしまうかもしれません。それでも、由利先生はもっとその先にあるさまざまな可能性を想定された上での精緻な診断を行っていらっしゃるわけですから、本当に患者側としてはありがたいことです。

厳しい現場を知り尽くしているからこそできる判断がある

由利:以前、1人の患者さんに対して6つもの病気を見つけたことがあります。日常的にひどいめまいで苦しまれており、最終的に脳梗塞まで見つけました。幸いにも命に関わる寸前で回避することができました。脳梗塞は数時間の差でも発見が遅れれば命取りになることさえあります。そういった極限状態での事例も数多く扱ってきたからこそできる判断があります。それほどまでの執念と覚悟を持って私は患者さんと日々向きあっているつもりです。また、患者さんにとって不必要な薬を取り除くことも私たち医師がすべき大事な責務だと考えています。耳鳴り、めまいを和らげる安定剤などはその種類や副作用によってさらなるめまいを引き起こす可能性も考えられます。常に患者さんの全体像を捉えながら正確な治療を行うことを意識しています。

今までの「風邪」も侮るべからず!
正しい感染予防のあり方を今あらためて見直す姿勢が大切

神出:新型コロナウイルスの影響が日に日に深刻化しています。まだまだ先が見えない暗いトンネルの中ですが、由利先生はいかがお感じでしょうか?

由利:もともと「風邪」と診断されるもののうち、約8割はウイルスによるものです。残り2割はマイコプラズマや一般細菌によって引き起こされるものです。性質そのものからしてまったく異なるウイルスと細菌ですが、「風邪」と一口に総称されてしまうことによってついつい軽く考えがちな現代の風潮があります。以前より私はその考え方に異を唱えてきました。軽い風邪ももちろん重症化する可能性が十分にあります。年間インフルエンザ死亡者は3000人以上の年もあり、結核では2000人以上の方が亡くなっている年もあります。

喋っているのにマスクをしていないのが感染リスクを高めます。1ヶ月前のテレビのニュースでは、ワイドショーの出演者どうしの距離をあけていませんでした。昼のワイドショーで、元野球選手、元サッカー選手、ライターなど肩があたる距離で五人以上、近距離で司会者が大きな声で喋っていました。報道ステーションの富川キャスターの異変には4月8日時点で気づき、うちの医療法人関係者にメールしてたぐらいです。学者でツィッターで喋るときはマスクしろ!と言っておきながら自分がTVに出て喋っているときにマスクしてない方もいらっしゃいます。

今でこそ必死にマスクを探し回る事態になっていますが、今までも実は同様に危険な状態にありました。マスクの正しいつけ方もどれほどの方が実践できていることでしょう。鼻と口の両方をしっかりと隠した状態にすらできていない方も街を見渡せば大勢いらっしゃいます。ましてや人と距離を取ればマスクをしなくても良いかと言えばそれは大きな間違いです。マスクは自分側からの飛散を防ぐだけでなく、相手の飛散物を吸い込む可能性も防いでくれるものです。ニュースを読むアナウンサーもマスクするべきとTV局に電話をして注意をしています。

新型コロナによる影響で聴き取りづらさやめまいを感じられる患者さんが急増しています

神出:神出:新型コロナで大きく様変わりした私たちの生活ですが、診療現場で感じる新たな異変はありますか?

由利:最近、患者さんから補聴器の新規の問い合わせやめまいにまつわるお悩みをよく耳にするようになりました。新型コロナの影響でマスクをした生活を余儀なくされているために会話が聴き取りにくく感じられる方が大変多くなってきています。また、長期にわたる外出自粛の生活が続いていることで、もともとある持病に加えてストレスの悪影響が色濃くなっている傾向があります。それに伴い耳鳴りやめまいを生じる患者さんも決して少なくありません。マスクをつけない普段の会話の中では、多少聴き取りづらくても口の動きを見ればある程度相手が何と言っているか理解できていたものの、完全にマスクで口元が隠れてしまったことでなおさら相手が何を話しているのか理解しづらくなり難聴に気づかれた方も多いようです。

マスクで話す声が内にこもってしまうことも聴き取りづらさを増している原因のひとつと考えられます。聴き取りづらさは慣れとともに「正常に聞こえている」と本人が思い込みやすいため注意が必要です。難聴は専門の検査をすればすぐに数値としてわかるものですが、それでもご本人は違和感なく聞こえていると感じる方が多いです。まずは正しくご自身の聴こえを測定して、そのレベルに応じた正しい治療を施さなければ認知症も招きやすくなります。さらには鬱病を患うリスクも大いに高まります。左右の聴力の差が大きければ、転倒による事故が起きる可能性も十分に考えられます。めまいがある場合はさらに危険です。めまいは自分のいる位置がわかりにくいため、いざというときに受け身を取りにくく、最悪の場合には、めまいで倒れて、頸の骨折、階段から転落などの事故が起こる可能性もあります。太陽光に長く当たらない生活が続くとビタミンD不足による骨粗鬆症で耳石がはがれることによるめまい、ストレスによる自律神経の乱れや脳への影響、血流の悪化など、めまいを引き起こす要素が次々に揃い過ぎてしまう現実もあります。新型コロナの影響は目に見える損失だけでなく、私たちの身体に対しても水面下で徐々に深刻な影響を与えています。当クリニックにおいてもめまいを訴える患者さんが最近急増していることを懸念しています。クリニックまでの道のりを必死に這いつくばってお越しになられるような患者さんも決して珍しくありません。

ターミナル駅の近く?大病院?入院できる?などで選んでいませんか?

神出:新型コロナの影響で病院に行くことすら勇気がいる行動になりつつありますが…

由利:それが私たちが今一番心配していることです。今は新型コロナウイルスの影響か簡単に入院できないので、めまいを悪化させるわけにはいかないのです。患者さん側にもちゃんと診断してもらいたいという強い執念のようなものが必要ではないかと思います。過去にほかの地域で差額ベッド代を含めて40万円近く支払いをさせられ、めまいがおさまっていないのに退院させられた患者さんがいらっしゃいました。それだけではなく、行った検査はすべて異常なしと言われたそうです。野球で言えば、下手な三振ばかりしているバッターと同じだと思いました。私のところにいらして行った検査はすべて異常ありでした。その時入院もせず、外来、内服投与でめまいを治しました。その患者さんには大変喜んでいただきました。さて、どちらの医療が価値があると思われますか?具合が悪ければ診察にはぜひお越しいただくべきだと考えます。今日いらした患者さんもめまいを生じて近くの内科・神経内科・耳鼻科を渡り歩き、それでもなお容態が改善されず必死の思いで当クリニックを探し当てられてお越しくださいました。当クリニックにはそういった患者さんが大勢いらっしゃいます。そんな彷徨える患者さんたちを一人でも多く救えるよう、クリニック名も「めまい・耳鳴・難聴・耳管・顔面神経・いびき・喘息・アトピー」と長々しくも書いてあるわけです。長期にわたって苦しまれている患者さんほど、何とか当クリニックを見つけ出していただければという一心でつけた名称です。

神出:以前も大学病院まで回されながらも結局、「原因不明」の一言で片づけられてしまった患者さんお話をお伺いしました。

由利:いざクリニックを探すとき、どうしても「家から近い」「通いやすい」といった目先の便利さばかりを優先していませんか?もう一度、「自分の改善したい症状とはどのようなものか」を思い出してください。多少遠くても、症状をしっかりと改善できることが何よりも最優先されるべきことだと私は思います。酷い症状が出てから見つけるのは当たり前、症状が出てない、症状を言いわすれてても言い当てるレベルを意識して診察に取り組んでいます。ぜひ当クリニックが一人でも多くの悩める方の救いになれればと切に願います。

 

インタビュワー:神出優子(編集ライター)

出版社勤務を経て、雑誌やWEBをはじめとするさまざまな媒体で執筆活動や企画編集を行うフリーライター。近年は特に医療分野で活躍する人物を中心に年間100本以上のインタビュー記事を執筆している。

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